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離婁章句下



二十一




孟子曰、禹惡旨酒而好善言、湯執中立賢無方、文王視民如傷、望道而未之見、武王不泄邇、不忘遠、周公思兼三王、以施四事、其有不合者、仰而思之、夜以繼日、幸而得之、坐以待旦。

孟子は言う。
「禹はうまい酒などを遠ざけて、善言を聞くことを好んだ。湯王は中庸の徳を持って賢者を登用し、えこひいきしなかった。文王は人民を怪我人をいたわるかのように視察し、どうすれば正道を行くことができるのかと未踏の道を望むがごとくに心焦がれた。武王は側近をあなどることなく、疎遠な者どもですら心に忘れなかった。周公は、これら夏・殷・周の三代にわたる四人の聖王たちの業績を全て兼ねようと思い立った。聖王たちの政治が現代の実情に合わないことがあったならば、正しい解答はどこにあるのかと、天を仰いで昼も夜もずっと考え続けた。そして幸いにもよい解答が思いついたならば、すぐにでも政治に適用したがって、早く朝が来ないかと座って待ち続けたものだ。」

(コメントは省略します)



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